覚醒する？Club iPhone 3GS

カウンターで100万を見るのは初めてです。本当にありがとうございます。



ここ最近は3.0リリースからiPhone3GSの発売と立て続けに大きなイベントもありましたので、一気にアクセス数が上がりまして思ったよりも早く達成できたように思います。昨年のiPhone3G発売から約半年ははてなで活動しておりまして、今年の正月からはこちらで色んな雑記をupしてきましたが、1年通してネタに困る事はありませんでした。次々にリリースされるアプリとか、周辺機器、新機種の噂、Tips、新OSなどなど。


この1年を振り返ってみて、一番思うのは他でも言われている事ですが、AppStoreがこれだけ盛り上がるとは思わなかったということと、iPhoneのお陰で本当にライフスタイルが変わったという事です。また、個人的にはTwitter、Evernote、その他SNS系のコミュニケーションツールとか、Googleの各種サービスとの連携をiPhoneを使う事で、「情報収集」そのものの形すら変わりつつあります。まさに現在進行形でモバイルコンピューティングの最先端を体感できているんだなと思います。


そんなわけで、この1年間をこの際だから振り返ってしまいます。


（とりとめのない駄文は折り込みます）

この1年間iPhoneを持ってみて、感じた事をつらつらと書いていきます。



◇「進化する携帯」iPhone。


この体験は今までのどのスマートフォンでも満足できるものではありませんでした。しかし、iPhoneは「ほぼ」満足させてくれた。だからこそ、色々なTipsや、アプリを駆使してさらに便利にしたいという欲が出てきたのでした。それに加えて「前向き」なバージョンアップも素晴らしい。まさに「進化する携帯」を文字通り実現してくれたのはiPhoneだけですね。「バージョンアップを繰り返してやっとケータイ並みになっただけじゃん。」という見方も確かにありますが、iPhoneのバージョンアップのもつベクトルそのものがうれしいわけで、今後も進化し続ける期待もできる意味では歓迎すべきことではないでしょうか？



◇ AppStoreの意外な盛り上がり


実はiPhone発売後、私はSafariでの情報収集にしか興味がなく、今のような数々のRSSリーダーアプリとか、サードパーティブラウザなどはなかったので、App Storeにはあまり興味がありませんでした。


初期の頃にAirSharingのレビューを書いた覚えがあります。ま、こんな使い方なんてそんな必要じゃなさそうだけどな〜と思いつつアップしたように思います。ですが、その反響は予想を遥かに超えていて、みながアプリの使い方とかレビューに興味があるんだろうなということを痛感しました。そんなわけでちょくちょくAppStoreの新着アプリをチェックするようになり、今の体制に近づいて行ったわけです。現在お休みを頂いている、「iPhone D's App日記」は当サイトでは断トツでアクセス数が多かったエントリーです。ただ、気になるアプリの画像とリンクと一言をコピペしていただけの超手抜きエントリーだったわけですが、AppStoreの検索性の低さからこのようなニーズがあったんだなと今は思います。


日々大量のアプリをチェックするだけでも大変な作業になってきたのは予想外でした。2日も放置しようものならRSSが未読1000件は軽く越えてしまいますので、なんとか毎日消化するということが日課でしたね。このあたりはもっとジャンルを絞り込んでもう少し濃くやっていこうかなとか、もっと別の形でアプリのリリースニュースができたらなぁと思ってます。（具体案はないですけども。）でもジャンルなんか絞ってしまったらそれこそ、シューティング一辺倒になりそうですからやばいですね。


今やこれだけ盛り上がっているAppStoreですが、このままでいいのかというとそうでもないように思います。慢性的に各アプリの露出度が低く、せっかくの良アプリですら見逃してしまいそうなこの状態はなんとか打開してもらいたいものです。その手伝いになるかどうかはわかりませんが、自分自身で宝探し気分でアプリリリースについてはこれからも追いかけたいなと思っています。



◇ クラウドという概念


恥ずかしながら私はiPhoneを持った時点で「クラウド」という概念すら知りませんでした。iPhone発売日に購入したMobileMeがその初めてのツールでした。


OTA（Over The Air）というなんだか夢みたいなシステムで心躍りました。PCにある連絡先情報とか、メールとか、ブラウザのブックマークとかその他自分の持っているファイルなど含めて、クラウドというネットワーク上の仮想ストレージに対して自動でiPhoneと同期してくれるものです。


初めて連絡先を同期させてみたときは感動しました。日本製ケータイを使っているときは機種変更でdocomoショップで勝手にやってくれてたわけですが、あれを自分でやろうと思いますと大変です。今ではアドレス帳預かりサービスのようなものもあるわけですが（仕組みはしりませんが）、そのようなパーソナルデータを自分の手で同期できてしまうことに感動を覚えました。


いつでもどこでもというキーワードはここにもあるわけですね。


また、iPhone3G発売日に既にEvernoteという神アプリが存在していたことも忘れてはなりません。ダウンロードはしていましたが、その「使い方」をよくわかっていない私は単なるメモアプリとして使っていましたが、賢人達によってクラウドサービスの使いこなし方というものがだんだんとわかってきました。何でもかんでもローカルにデータを落とし込んで、それを後で閲覧するという方法ではなく、その都度ネットからデータを読み込んでいけばいいという。だからこそ、必要なデータはネットに置くのだという意味もわかってきたということです。



◇ コミュニケーションツールとしてのiPhoneの真価


やはり1年間iPhoneを使ってきて最も使ったアプリは何かと言うと、Safari、メール、電話が御三家になります。iPodも毎日のように使ってます。互いに巧みに連携していて、時に不便に感じられる事もありつつも、マルチタスク環境がサードパーティアプリに許されていなくてもかなり便利に使う事ができました。


では、サードパーティアプリとして何を一番使ったんだろうと考えてみますと、やはり「Twitter」アプリですね。Twitterって一体何よ？という質問をよくみたり聞いたりしますが、この説明ってめちゃくちゃ難しいですよね〜。私にはTwitterをやってない方にわかりやすく説明する言葉が見当たりません。とにかくアカウントとって10人くらいフォローしながら使ってみて下さいとしか言いようがないんですよね。


これも言ってみれば、「投稿に特化したクラウド」だと思います。「つぶやき」という名の画像だとか、URLとか、単なるつぶやきとか。それをTwitter登録者で共有して、自分の好きなつぶやきをフィルターをかけて、いつでもどこでも取り出せる事ができるんですよね。Time Lineこそが自分を映し出してるんだなと思えるようになると一気にTwitterが面白くもなり、つまらなくもなる。すべては自分が使いたいように使う事が一番楽しめるSNSとでも言いましょうか？


そうなると「とにかく面白いのでやってみそ」的な昔mixiが流行り出す前に人を勧誘するのに言葉が見つからなかったあの時代を思い出します。



◇ 「いつでもどこでもInput/Outputを実現できる」iPhone。


電波があればというのが大前提ではありながら、ケータイのもつ最大の武器である、「携帯している」ことを最も生かしてくれているのがiPhoneだと思います。別のPCでチェックした情報をクラウドを利用すればいつでもどこでもiPhoneからアクセスすることでその情報をチェックすることができますし、ふと思いついた情報をすぐに発信できる。発信できる場所もある。


これこそが私がiPhoneが生活の一部になっている理由です。どんな些細なこともtodoリストに登録してみたり、ちょっと便利そう情報の載ったWebページを見つければはてブや、Evernoteに取り込んだり、パソコン用のメールを受信しながらリアルの友人とMMSで便利にメールのやり取りができたり。気になった商品をお店で見つけたら写真を撮って発信したり。とにかくその場で「あ、これはいい」と思った事をすぐにログとして保存できてしまう。まさにライフログ作成マシンです。


その選択肢も凄まじく多い。あとはユーザーに合ったものを見つけられたら幸せなわけです。まったく贅沢な悩みを持ってしまったなぁとも思うのですが、これからも私の生活には必須のアイテムだなと思うわけです。


3GSはその中での位置づけで言うと、


「いつでもどこでもInput/Outputを快適に実現できる」iPhone3GS。


と言えるのではないかと思います。さあ、飛躍の年ですね。今日も実は相方の3GSを下見にソフトバンクショップに行ったのですが、5席あるお客様ブースはすべてiPhone3GSを求めてのお客さんでした。みんな笑顔でデモ機などを弄りながらまったり店員さんと話してる姿を見ると私もうれしくなってきましたです。「ああ、みんな持ってるんだな」という共有感も徐々に芽生えだして、これから徐々に世間に浸透して行ったとき、iPhoneは果たしてどこまで進化してるんだろう。どんな世界が待ってるんだろう。とワクワクしてきますね。



◇ デベロッパーとユーザーとの距離感


この近さは何？


と凄く感じました。ブログ運営をやっているからかもしれませんが、数多くのデベロッパーのみなさんからのコンタクトがありまして、色々情報をやりとりしたこともあります。また、デベロッパーさん自身がブログなどで近況報告してくれたり、Twitterでリアルタイムにつぶやきが見れたり、Rejectされただの、そんな普段は聞こえてきにくい「デベロッパー側の声」ってのがたくさん聞けたなぁと思います。直接要望を出してそれがアプリに反映されたりするともの凄くうれしかったりしますが、そんなダイレクトな感覚は他のケータイ持ってて果たして感じる事ができたでしょうか？


良くも悪くもユーザー、デベロッパーの一体感をAppStoreが演出している。そんな感じですね。



◇ 続けますよ、好きですからiPhone。


これからもiPhoneを便利に、iPhoneでこんなことができるよとかこんなアプリがあるよ、こんないいことあるよという情報をまったりと発信して行きたいと思っておりますので、どうか今後ともよろしくお付き合いいただければなぁと思います。


という内容のビデオをアップしようと思ったのですが、それはまた今度w　もしかしたら情報発信の手法としてのブログってのはもうだいぶ古いのかもしれませんね。でも好きだから続けます。それだけです。